2016年09月30日

勘入門―五分先を瞬間に予知する法 福島秀雄師

勘入門―五分先を瞬間に予知する法 -   勘入門―五分先を瞬間に予知する法 -


 本書のテーマや問題意識や記述法は、丁度私が最近読んだばかりの『脳は直感している』佐々木正悟
  http://booklog.jp/item/1/4396110642
と共通しています。
 勘(直感)の例を色々と紹介し、それを使えるようにするにはどうしたらいいのか!?と考察する本。
『脳は直感している』の著者・佐々木正悟氏は心理学の研究者で、色々と学術論文や学者の説を紹介されていました。
 本書の著者は、占術の研究者であり実践者であり、著者の交友範囲や文学作品や歴史上から色々興味深い例を紹介されています。
 本書にも一道を究めると他の道に通ずるという説が紹介されていますが、著者も一道を究めて他の道にも通じているようで、学識に富んだ大家の風格があり、読みやすいながらも味わい深い文章です。
 それで、勘を得るための本書の結論は、要するに日本人なら何となく分かる武道の境地・いわゆる“腹”ということでしょうか。
 何となく合氣道の達人・東平光一さんの著書にも通じるところがあると思いました。

  
藤平光一
   https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%97%A4%E5%B9%B3%E5%85%89%E4%B8%80

 
 以下、本書に紹介された興味深いエピソードから調べたことのメモ。

  


 イスマ・ヴィスコという、今で言う「メンタリズム」の名人が紹介されています。一見不思議なことでも、必ずタネがあるということです。
 私などは超能力を信じる方なので、タネが明かされて納得しないと、タネがあることを信じられません。


  『魔術の手―心霊・催眠術から占いまで解明 (1962年) (センチュリイブックス)


  『神秘術とは何か―催眠術から占いまで (1963年)
↑検索すると、底本は同じ本のようです。出版の翌年に別の出版社から同じ翻訳を出すとは変ですが、一体どんな事情があったのでしょうか。


 骨董品の目利きの例として、井上靖の『初代権兵衛』という短編小説が紹介されています。
 面白そう。


 勘がいい人の例として、著者が旧制高校時代の寮生相手の床屋さんの思い出が挙げられています。
 黙って座ればピタリと当たる、という言い回しがありますが、この方もお客が座ったとたん、最近あった出来事などをズバリ当てたそうです。まるで名探偵か名占い師!
 しかもお客さんの頭の形に合わせて微妙なハサミ加減がうまかったそうです。
 やはり一流の仕事人になるには、勘が必要ですね。

  
 ブレーン・ストーミングの創始者であるオスボーンが勘に強くなる秘訣として、読書を挙げているという。
 推理小説で犯人を推理するのは訓練になるという。
 また、短編小説の半分だけ読んで後半を予測するという訓練もいいという。

 
「勘の鋭い有能な事業家、経営者などにも、推理小説愛好家が多く、独りで“犯人探し”に興じ、その合理的知性的直感ーひいては“勘”の訓練をして一石二鳥を狙う人も多いのです。」

  
 そうですよねえ。これは心強い。
 以前、ミステリーやSFといった“現実逃避本”は一切読まない、という経営者の本を読んだことありますが、人生にはミステリーもSFも必要ですよねえ。


OLDIES 三丁目のブログ
■[自己啓発]アウトプット勉強法に見る読書マトリクス
  http://d.hatena.ne.jp/nazegaku/20130918/p1

  
 勘を磨く練習として、「二十の扉」ゲームについて紹介されていました。
 こんな番組があったのですね。面白そう。
 しかし、友達がいないとできないじゃないですか。
 やはり一人では能力を磨くことはできない。友人は必要だ。

  
二十の扉
  https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BA%8C%E5%8D%81%E3%81%AE%E6%89%89

  
 箸を使い裸足で下駄を履くのが感覚を磨くのにいい、と書かれていました。
 今後は勘を磨くために下駄を履きますか?

  
 夏目漱石の小説に、
「柔道も芸術である。ゆえにりっぱな柔道家には、りっぱな小説がかける」
と主張する人物が登場するそうです。
 私が今まで読んだ中にはこんなエピソードはなかったように思います。
 一体どの小説に登場するのでしょうか。

  
 人相学に通じた日本海軍の将官の話が紹介されています。
 ヒトラーと会談した折、ヒトラーの人相を
「自己分裂、狂人型」と見抜き、ドイツとの同盟に反対したそうです。
 一体この方は誰なんでしょうか。有名な話なんでしょうか。
 私は初めて知りました。
 ヒトラーと会談するくらいだから、相当の地位の方だと思われるのですが。
 しかし、何で本書では名前が伏せられているのでしょうか。
 歴史的事実ならば名前を明かしてもいいと思うのですが。


出版社紹介ページ http://www.toyoshoin.com/book/b89028.html


ブクログ
  http://booklog.jp/item/1/488594449X
  http://booklog.jp/item/1/B000JAHUPO
読書ログ
  http://www.dokusho-log.com/b/488594449X/
読書メーター
  http://bookmeter.com/b/488594449X


(※今まで、占い関係の記事は
ありゃま商会 の回覧板【占い】カテゴリ記事
   http://yorodzu.seesaa.net/category/3865553-1.html 
を中心に書いてきましたが、あちらはツイート収録専用にして、
以後占い関係の記事はこちらのブログに収録することにしました。)
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ありゃま商会 の回覧板【占い】カテゴリ記事(過去ログはこちらになります)
   http://yorodzu.seesaa.net/category/3865553-1.html 
易経六十四卦イメージ記憶法 ガンダム編 一覧
   http://iching.seesaa.net/article/165189964.html
ツイッターやっています。 https://twitter.com/aryamashoukai
 OLDIES 三丁目のブログ  http://d.hatena.ne.jp/nazegaku/


 20世紀少年少女SFクラブ http://sfclub.sakura.ne.jp/  
posted by 曙光庵主人 at 06:40| Comment(1) | TrackBack(1) | 開運 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
(自己記事にTB)
↓以下の本にも理容師さんのエピソードが出てきます。人間を間近に観察する職業なので、才能とやる気があれば優れた人相占い師になれそうな職業です。
  
極意!医学的人相占い 志賀貢
 http://iching.seesaa.net/article/453470648.html
Posted by 曙光庵主人 at 2017年09月15日 16:13
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