
物語は藤井師が5人の方に一目ぼれされたことに始まります。
普通なら単に惚れっぽいで終わるところですが、藤井師がすごいところは、隠された法則を発見されたことです。
ナ何と!
全国の「藤井」や母方の姓「正本」という地名の近くに、一目ぼれした女性の姓に関する地名が存在するんだよ!!!な……なんだってえ〜〜〜!
という驚くべき事実です。
姓と地名には密接な関係があり、開墾したり支配していた一族の姓が地名になることが多いそうです。
つまり、地名が近くにあるということは、先祖も近くに住んでいて関係あった可能性が高いということです。
よくこんなこと、発見されましたね。
姓と地名を組み合わせて相性判断するなんて、前代未聞です。
在野の研究家のオリジナリティあふれる研究成果です。
ただし、姓と地名で関係性を見つけても、相思相愛になるとは限らないようです。片思いに終わったりお互い気付かなかったりする場合もあるようです。
藤井師が姓と地名に関心を持たれたのは、ひとえに、藤井という姓が古より続く由緒正しき姓だからでしょう。
しかしそのような姓は例外的で、明治時代に平民苗字許容令が出され、その時につけられた姓が圧倒的に多いのではないでしょうか。
だから本書で発見された“法則”というか“仮説”が当てはまる人はそう多くはないものと思われます。
名字
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%90%8D%E5%AD%97
姓
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A7%93
氏
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B0%8F
それで、この発見をどう応用していくかが問題です。
本書の内容も、著者の周辺の事例や、著名人の事例の紹介の羅列に終始しています。
まあ確かにすごいことはすごいのですが、だからどうだってんだ感がなきにしもあらず。
私の姓もそんな大層なもんではないはずです。
しかし本書を読んで、自分の姓と同じ地名を無視できなくなりました。
調べてみると、日本各地に何箇所かあるようです。
果たしてご先祖様が住んでいたのかどうか分かりませんが、いつか訪問してみたいと思います。
ブクログ
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