![([い]2-3)運命が見える女たち (ポプラ文庫 い 2-3) - 井形 慶子](https://m.media-amazon.com/images/I/51w6nYHLUQL._SL160_.jpg)
([い]2-3)運命が見える女たち (ポプラ文庫 い 2-3) - 井形 慶子
【あらすじ】
作家であり出版社の社長でもある著者は編集者のサワダさんから3人の占い師の取材を依頼される。
サワダさんが選んだ占い師はいずれも実績のある実力者だった!
気が進まないながらも仮名で電話での取材を始めたところ、何と言い出しっぺのサワダさんが失踪したのだった!
果たしてサワダさんはどうなるのか!そして取材はどうなるのか!?
【感想:占い好き必読!占い潜入捜査ドキュメントエンタメミステリー!】
私自身占いが好きなもんで、本書の取材は非常に興味深いものです。
私も占い好きが高じて算命学や周易や手相なんかを勉強していますが、それはあくまでも知識レベルであります。霊感のようなものは全くありません。
自分には霊感がないだけに、霊感で占う方を非常にうらやましく思うし、尊敬します。
しかし、霊感がなくてコールドリーディングしたりハッタリかましているようなこともあり得ます。本書にも少々そんな占い師の例が登場します。
著者は本物の占い師を取材しているうちにもともと直感が鋭かったこともあって、
「私は本物でない人を五分で見抜くようになった」
ということです。
で、本書の取材対象の3人の占い師は全員本物のようです。私も占ってほしい。
そして取材はどうなるのか?丁度著者の仕事上も色々な事件が発生し、著者は占い中毒のようになっていきます。占い師の言葉の使い方で感情が大きく揺れ動いたりします。こういう描写は占いに興味がある者にとって勉強になります。
一応本作品は著者が潜入取材したレポートであり体験記という風に描かれています。登場人物は仮名になっているようです。例えば、タロット占い師の万葉さんは貫井薫という画家でHPも持っているということですが、検索しても出てきません。
私は何でも信じやすい性格で、1999年の恐怖の大王も信じていたしUFO特番やら宇宙人解剖フイルムや第三の選択なんかもそのまんま信じていました。嘘を本に書いたりTVで放送するわけがない!と本気で本気にするのです。
しかし50を過ぎてこれらのこと全てに騙されていたことを実感するに至って、フィクションをノンフィクションのように発表するというモキュメンタリーという表現方法があるということを知りました。
本作品は果たしてノンフィクションなのかモキュメンタリーなのか?
何しろサワダさんの行動原理がよく分かりません。このような行動を取る人が本当にいるのでしょうか?
フランスに行って行方不明になるとは、本来なら警察沙汰になるところですが、家族も会社もあまり騒いでいるように思えません。それに行方不明になったまま会社には籍があったのでしょうか?さらに事故死したらすぐに会社や家族に連絡が来て葬式を行うとは。分かってたんかいや?!
どうもよく分かりませんが、もし本作品が事実なら「事実は小説より奇なり」を地で行く話です。
まあそれはともかく、物語自体は著者の仕事や人間関係でも事件があり、それに占いがどう絡むのか、非常に興味深いものでした。
そして、物語序盤の回想シーンで描かれた子ども時代の辛い思い出がクライマックスで再び登場するのが良かった。
結局、著者自身に鋭い直観力があり、占い師の予言を覆して素晴らしい未来を引き寄せたということなのでしょうか?
その後も3人の占い師との交流は続いているのでしょうか。
【追記】
他の方の感想を検索していると、どうやら万葉さんは実在する方のようです。知っている方にとっては当たり前のことですが知らない者にとっては分からないものです。
本作品は一体どこまでが事実でどこからがフィクションなんでしょうか。そういうことを語り合う楽しみもあります。プロレスに通じる楽しみではないでしょうか。
ひめにっき
夜にそびえる不安の塔
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夜にそびえる不安の塔 - 井形 慶子
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