
運の極意 からだを脱いで:自分の星を知って、悔いのない人生 - 荒井ヒロ子
アマゾンのカスタマーレビューで本書の内容が西川満式算命学だという記述があったので興味を持って購入しました。
確かに西川満式算命学の用語を使用して記述しています。
しかし、著者の荒井師自身は、自分の占い方は「四柱推命」だと記述されています。
荒井師の占いのバックボーンはどこにあるのか不思議な感じがします。
荒井師には『空亡占い』という著書もあります。
「空亡」は算命学ではなく四柱推命の用語です。
その『空亡占い』の著者紹介では、
「10代より中国古来の易学、四柱推命学、算命学を独学で習得」
と記述されています。
西川満式算命学を独習でマスターされたのでしょうか。
本書の内容は、荒井師に相談に来られた方の実際の命式を挙げて解説されています。
大運や年運も全部陽占(変通星)で見ています。
陰占(干支)は判断に使わないのでシンプルです。
色々な過去のケースの蓄積があるのでズバズバ断言していて歯切れ良い。
本書によると、うつ気分と関連がある星は
北落(調舒星)
大火(龍高星)
五車(石門星)
北冠(貫索星)
天狼(車騎星)
だそうで、これらの星を命式に持ったり、大運や年運で回って来るとうつを発症することが多いと書かれています。
しかし10ある星のうちの5つだから、半分です。それだけ人生には危機が多いということか。
ちなみに私は命式に調舒星を2つ、龍高星を1つ持っています。
本書の星の解釈は、高尾式算命学と共通していますが、五車(石門星)の解釈が少し違う気がします。
荒井式では五車は争いの星と解釈されています。高尾式では五行説と結び付けて陰の守備本能、と言っています。
また、荒井式では陽占の9マスの各部の名前が、見たままで向かって右側を「右肩」「右足」と言っています。
現在主流の高尾式では人型が向かい合ってると見て、向かって右側を「左肩」「左足」と言います。
そういった細かな違いもありますが、陽占の図を読む実例が豊富に掲載されているので、本書を拝読するのは勉強になります。
●ブクログ https://booklog.jp/item/1/4891981164
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荒井ヒロ子師 旧Twitter
https://x.com/araihiroko
出版社による紹介ページ
起きても不思議じゃないけど 荒井先生の言葉を今ここでだされるのはどうかとm(_ _)m RT @shibata_sachiko: (前略)番組でお世話になっていた荒井ヒロ子先生は「2011年は変化の年。大地震が起こるかも」と。皆さんはちゃんと地震対策してますか? #tokyofm
— まお (@hanayamao) January 17, 2011
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鬼門通過現象のことを言っているのだろうか?
今見ると確かに大地震が発生したわけですが。
ハンドセンサーの驚異 四柱推命・算命学研究者必読!
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