五六七の仕組　日月神示が予言する日本と世界の未来: 万年週末占い研究青年の覚え書き

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2025年04月14日

五六七の仕組　日月神示が予言する日本と世界の未来

五六七の仕組　日月神示が予言する日本と世界の未来 - 中矢伸一

「五六七」と書いて「ミロク」と読むようです。普通に考えると「ミロク」は「３６９」で、「五六七」は「コロナ」と読みたいところですが。
　日月神示について知りたいと思ったのですが本書は日月神示そのものの解説よりも、著者の政治的意見や見解の方が多く割かれていました。やはりアルティメットではなく個別に購入しないといけないか。
　
　それにしても著者の政治的意見の表明は日月神示とは別にして頂きたかった。
　本書執筆時はアメリカはバイデン政権だったようですが、
　著者はアメリカの政治についてクーデターによって「共産主義になった」と厳しく批判しています。
　アメリカの民主党の政策を共産主義と見なすとは、よほど右の立場から見ているのでしょう。
　多様性の政策を厳しく批判していますが、それではトランプ政権による反動的な政策・独善的な独裁政治についてはどう見解されるのでしょうか。
　民主党政権が独裁的だと批判していますが、本当に独裁的ならトランプが起訴されていた裁判で一気にトランプが逮捕されていたはずです。
　現実にはバイデン政権の４年間でトランプの裁判は時間切れとなりました。そしてトランプは自分の捜査に当たっていた司法関係者に報復してクビにしてしまいました。（まるでマフィアです。私が若い頃に映画で見た『アンタッチャブル』や『セルピコ』の世界が21世紀に復活したのです。）
　いくら日月神示では今後は日本の時代になると予言していると言っていても、トランプの関税政策に対してケツを舐める（kiss my ass）外交をするしかないのが現実です。

　本書ではアメリカの政治状況についてマックス・フォン・シュラーや山中泉らを引用しています。
　山中泉とは参政党ではないですか。
　
　アメリカについて語った上で今度は日本について
「現在の日本のマスコミのほとんどが左翼に支配されている」
とは何をかいわんやです。
　読売・日本テレビグループもフジ産経グループも憲法改悪（改竄）を主張する極右タカ派の論調ではないですか。

　さらに、韓国の反日反共極右カルト宗教が日本の与党を支配している・ひいては日本を支配していることについてはどう見解されるのでしょうか。
　日月神示では日本の天皇が世界を導くということですが、それは当然韓国の反日反共極右カルト宗教の教義と矛盾しています。
　ところが本書では中国を激しく批判する一方で、なぜか韓国の反日反共極右カルト宗教についてはスルーされています。

霊感商法、偽装勧誘、合同結婚式…日本はなぜ狙われたのか？
: 日本を貶める不可思議な教団に侵食された自民党
　　https://www.nippon.com/ja/japan-topics/c12101/

[wikipedia:文鮮明]

　本書では著者は孫向文と交友があることが書かれておりサイトへのリンクもあります。
　ところがこの孫向文は韓国の反日反共極右カルト宗教の機関紙に連載を持っています。

[wikipedia:孫向文]

世界日報　孫向文連載記事
　　https://www.worldtimes.co.jp/author/sonkoubun/

　日月神示の世界観とアメリカ中心史観のトランプ・反日史観の統一教会との関係はどうなのか、矛盾はないのか、まずそこを明らかにしないと信用できませんね。

……ということで、余計な寄り道したために日月神示にしらけて醒めてしまいました。
　一旦日月神示の勉強はやめて今後はカタカムナの勉強を始めます。
　どうせこの分野も右派的人脈の人が多そうな気がしますが、今後は猫をかぶっておとなしく拝聴することにします。
　以上、真に日本を愛する愛国者でもあり政治的には民主主義を方針とする一書生の見解です。
（偉そうなこと書きましたが、中矢伸一師は私とは比べ物にならないくらい人脈も実績も持つ方です。私は何の実績も実力もない単なる書生に過ぎません）